« オルタネータのお話し | トップページ | 冬眠するW126と、冬に活躍するJ53と、冬ならではの依頼 »

ジープとその子孫

Dsc_0015

スパルタンな外観。実際中身もスパルタン。
クラッチは重いはステアリングはバスのように大きく、アシストは無い。ブレーキもディスクブレーキなどではなく、4輪ドラムで気難しいハンドリングのJ53です。
今夜も、ちょいと遠方まで走ってきて、W124の診断をして参り、今帰宅しました。

スパルタンなコイツ。冬季はラジエター全面をカバーして、極度の冷え性を改善し、幌の内側にはコタツやホットカーペットの下に引く保温シートを張って、輻射熱でなんとかホカホカしています(笑)

さて、このWW2時代からのジープの血筋を引くのは、私も長年サブカーとして愛用しているジムニー。
私はLJ・SJ10とSJ30、そしてJA11を今まで乗り継いできました。今はJA11のⅢ型A/Tをサブとしています。
今回は、古来からのジープ直系とも言えるSJ/JAからその発展型で、板バネを卒業した現行JB23との過渡期にあったJA22のお話を、作業報告ついでにしましょう。
Dsc_0022
週末に入庫してきたJAの最終モデル、JA22W。
エンジンはそれまでのタイミングベルトによるカム駆動のSOHCではなく、チェーン駆動のDOHCオールアルミエンジン。 
ターボチャージャーも、それまでのIHI製からHITACHI製になりました。
それでもJA時代からのウイークポイントである、エキマニ(エキゾースト・マニホールド)が、インタークーラー冷却穴からの雨水浸入などで、急激に温度が下がるせいなのか?割れが続発してしまいます。
Dsc_0024

インタークーラーを分解して、エキマニ上部の遮熱板を外します。 
長年の排気温度による熱と、風雨での急激な冷却などで、この遮熱板ばかりじゃなく、マニホールドを固定していたボルトやナットもボロボロ。 酸素で炙り、騙しながらはずすしかありません。

Dsc_0025
遮熱板をはずしたら、真ん中で割れてしまったマニホールドが出てきました。
さらに、タービンと連結している3本のボルト(コイツが折れる可能性大)や、エキマニとシリンダーヘッドを固定しているボルト・ナットを外しにかかります。

Dsc_0032
なんとか分解完了。 
エキマニを外すのに、裏のボルトにアクセス出来なかったり、ボルトが折れそうになるので、どうしてもターボも外さないとスムーズに作業できません。
今回も手ごわかったwwww

Dsc_0031
ターボ、コンプレッサー側のインペラーを観察してみたところ、まだシャフトの芯ずれやガタは無いようで、もう暫くは過給してくれるでしょう。
ついでにコンプレッサー側と排気タービンの昼間で頑張っているメタルベアリング部分に、充分なオイルを奢ってやりそこにオイルを供給しているオイルラインを清掃してコレステロールを除去してやれば、ターボの心筋梗塞のリスクは減ります。

Dsc_0035

順当に組みなおし、新品の日立製の純正マニホールドを取り付けて完成。
マニホールドにクラックが無くなると、冷間時での金属収縮によるクラックの隙間が多くなるため発生するノイズは無くなり、
当然排気漏れもなくなるので、排気タービンへの流量も効率が上がり、ターボの立ち上がりが改善されます。
めでたし、めでたし。



一日一アイアン
Dsc_0036

このJA22を試運転していて、いつものお気に入りの踏み切りで丁度工場引込み線へ入線していくシーンに遭いました。
機関車はDB型の凸型のかわいい日車製のが、その大きさに似合わない換算両数を引き連れて製紙工場へ向かいます。
昔はワム80000やワキ5000が入線してきてましたが、今はコキ5000などのコンテナオンリーみたいです。
午前中と午後にそれぞれ一回しか出入りせず、近所ながらなかなか遭遇できません。
しかも、今度導入したスマホが2回目の入院となり、代替機のスマホのレスポンスが遅くてしかも雪明りで液晶が見えません。
デジ一を常に持っていればいいんですが、仕事中はそんな訳にも行かず・・・
もう少し小さなデジ一を買おうかとも思ったのですが、昔からマニュアル機に慣れていると、オートだと自分で思慮しなくていいのは判るんだけど、なんだかかえって自信がありません。
という訳で、下位機種には興味が全く無いのでありました。
あー・・・D4発表、そしてどうやら近日中にD800発表なのか!
手持ちのフルサイズで使えるレンズは、zeissの50mmとか85mm単焦点とか、28mm位なのかなぁ?ナノコート以外のNikkorはどうもダメっぽい???悩ましい限りです。

« オルタネータのお話し | トップページ | 冬眠するW126と、冬に活躍するJ53と、冬ならではの依頼 »

日々の風景」カテゴリの記事

コメント

LJ・SJ10とSJ30、更にJA11、まさにジムニーの歴史そのものですね。
私もジムニー好きでSJ40(FM)、JA51(VAN)と乗り継ぎました。
SJ40は砂浜中心、SJ51は富士山林道中心に走り回りました。
後年友人から借り受けたSJ30にもしばらく乗りました。
林道走行で覚えた車両感覚の掴み方やアクセルワーク等は今でも
すべての基本となっているようです。


一日一アイアン
何処と無く柔らかい光線の具合や煙突から昇る煙を見ると春が近いと
感じます。

TE青さん、「冬来たりなば春遠からじ」ですね。 
鉛色の空と鉛色の海、そして白一色の山が景色である北陸では、いつもこの時期、この英国詩人の諺が、非常に希望を以って感じられます。
SJ40/JA51ですか!それはいいですね。NA大排気量ならではの、過給によるパワーバンドが無いレスポンスは素晴らしいと思います。
JA51って、未だにアジアでその派生型が生産されているんですよね?
基本はSJから変わっていない、というかウイリスMBやフォードGPWの素地がそのまま土台なのはすごい事です。
今日も、ジープで除雪が追いついていない小路をブイブイ云わせて来ました(笑)
でも、ちょいと80cmの雪塊に乗り上げてスタックしてしまい、運転席ドア下に装備された、パイオニアツールの剣スコップでちょいと掘り起こし、何事も無く脱出してきました。
この様子は、見物していた子供たちにウケが良かったです(笑)

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/199158/53920476

この記事へのトラックバック一覧です: ジープとその子孫:

« オルタネータのお話し | トップページ | 冬眠するW126と、冬に活躍するJ53と、冬ならではの依頼 »

2017年9月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
無料ブログはココログ