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オルタネータのお話し

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ほぼ毎日、お客さまのお車を引き取りしたり、納めたりしていて、我が73式は雪に埋もれたままでしたwwwww
今日、久しぶりに30cmの積雪から掘り起こしました。見た目は寒そうですが、実はラジエターは塞ぎ、幌内側には100均でゲットした、カーペットの保温シートを張り巡らせていて、意外と暖かな空間なんです。しかも幌を内側からバサバサと煽ってやれば、あっという間に積雪が落ちて、デアイサー機能が充実(笑)

さて、いつか詳しい事を書こうと思っているオルタネータ(IC-REGURATOR BUILD-IN)ですが・・・・
Dsc_0180
デ●ソー製の標準的なオルタを分解したら、まぁこんな感じです。
この画像では既に、レクティファイア(=整流ダイオードの塊)、ボルテージレギュレータ、ローター励磁用ブラシホルダーを撤去しています。
この個体は、走行距離が6万キロ台でステーターに絶縁不良の疑いがあって、分解してみました。

今計測しているのが、ステーターコイルの絶縁状態です。 Y型結線の三相交流で発電するのが基本で、(中にはΔ結線式もありますが、今時一般的ではないので割愛)長雨が続くと何故かバッテリーが弱くなると訴えられ、調べていました。

結果は・・・・
Dsc_0182

ブラシが削れて、ステーターにカーボン粉が付着しており、ステーターコイルとケースの絶縁を調べたところ、テスターのx1K(Ω)レンジで、清掃前には400x10^3=400KΩ

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エアブローで清掃してみたら、1000x10^3=1MΩとマズマズの絶縁特性。

それでもなんだか、発電容量が多湿の時には心もとない。

原因を突き詰めていくと意外な伏線が潜んでおりました。
それは最近燃費対策で、装着が増えてきているホール素子などで検知しているカレントセンサー。
バッテリーの付け根のB端子に入っていて、通過する発電・放電電流を検知して、エンジンECUに信号を送り、そこからオルタへ発電する量を指令しています。
そのセンサーが、低温多湿な状態な時に多用する後付け電装アクセサリーを、お客さまがバッテリー直に割り込んで後付けされたその電装品の容量を検知できず、放電が過多となり、上がり気味という現象を引き起こしていました。

最近はCCA値での評価など、マリンエンジンの如くディープサイクルでの使われ方をされつつあり、バッテリーは過酷な使われ方をしています。燃費対策で、今までみたいに満充電されないPbバッテリーなのでありました。

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日々の風景」カテゴリの記事

コメント

73式、頼もしく見えます。
厳しい環境下で培われた信頼性がそう思わせるんですね。
物心ついた頃からJeepファンだった私がはじめてJeepに乗ったのは
30年程前のこの季節、札幌郊外の山奥でした。
助手席でしたが特別な経験として今でも鮮明に記憶しています。
車種はハッキリしませんがJ36あたりだったのかも。

オルタネータの記事は参考になりました。
オルタネータートラブルでJAFのお世話になって以来、常にOHした
オルタネーターをストックするようになりました。
OHと言ってもクリーニングしてベアリングを交換する程度が精一杯ですが・・・(笑)

大雪のニュースが伝わってきます。
お気を付け下さい。

TE青さん、オルタをストックしているなんて立派ですよ。
私も常に、B●SCHの定番90Aオルタは常にリビルドしてストックしています。
でも、最近は110A~150Aクラスのものが主流になりつつあり、またリビルドに用いる
ICレギュレータも、怪しいIИDIA製に置き換わりつつありますね。
時々お客さまが持ち込む格安なB●SCH製を調べてみたらスペイン製とか、
旧東欧製だったりと、GermanyやGB以外の組立国があって、本物なのかどうか?悩ましいです。
うちの「73式モドキ」は、J53という直噴ターボディーゼルの、信頼性が高い最終系に属しますが、
今時当たり前のスキッドコントロール所謂”メルセデス風に云う所の、ESP/ASRどころか、
ABSすら付いていませんので、これだけ極寒ともいえる環境だと下手なA/T車のFFにも挙動コントロールという面で負けています。
今夜も先ほどまで片道20Km離れた地方都市まで走ってきましたが、電子デバイス満載のLE×US車やH○NDAなどのFF車に負けていました(笑)
でも、リアフォグを無闇に点灯してアイスバーンをそれら電子デバイスに頼りきって運転していて
もしそれらでもリカバリーできない挙動に陥って、その時どうなるのか?恐ろしく思えました。
実際、今夜目の前でそのLE×US・ESシリーズが-4℃と表示されているアイスバーンなのに、
今夜の道路コンディションに似つかわしくないスピードで追い越して行き、敢え無く目の前でスピンしてガードレールに突っ込んでいましたw
(まぁ、それは我が家のW202の最終系ワゴンにもいえる事、FRなのにジープよりアイスバーンでの走行は楽なのは事実なので油断しがちなんですね)
注意せねば。
大雪だとアナウンスされてますが、去年より少ない印象があるんですね、この地方は。
毎年メーター越えの積雪を経験してきている世代なので、その辺を感じないんでしょうか?むしろ近年は低温化してきている方が異常だと思います。


本来73式と言うと自衛隊向けと言うことなんですね。当時の直噴ディーゼルというと
4DRや4D5のいずれかが搭載されているのでしょうか。4DRは確か建設機械にも
使われており丈夫なエンジンとの記憶があります。
当時乗っていたパジェロは4D56搭載でタイミングベルトのメンテナンスこそ必要でしたが20万キロ近く乗っても故障知らずでした。ショートボディでMTと言うこともあってか燃費も抜群でどこまでも走って行けそうな感覚にとらわれるようなクルマでした。
PTOウィンチまで装備していたのでもしかしたら海外で未だ走っている様な気がします(笑)排ガス規制がなければ乗り換えなかったかも。

先行車がスピンとは巻き添えにならなくて幸いでしたね。
電子デバイスがどんなに秀逸でも物理の法則にはかないませんから。


をををおおを!TE青大先輩!流石のご慧眼!鋭く、恐縮します。
私の73式(モドキ)は、思い切り民生型のJ53でして、4DR6という4DR5を直噴化した最強(←勝手に自負)のエンジンですね。
したがって、極寒時でもグローは殆ど必要ない位のレスポンスで起動してくれて、4MTでファイナル4.77のギヤ比でも燃料消費率が恐ろしく少ない、エコロジー?な仕様なんですよ(笑)
通常の路面ではコンスタンスにリッターあたり14から15Km程度、高速で幌をバタつかせても12Km以上走ってくれます。
PTOは残念ながら未装備ですが、電動ウインチをマリンレジャー用に装備しており、見た目はかなりスパルタンです。
本当に良い機械という構造のブツです。
件の先行車がスピンしたとき、その前の渋滞時には、ギアアクセルワークが面倒になり、トランスファをLに入れて、
3速と4速をルーズにシフトして10Km/hの渋滞路をこなしていたんですが、あたかもレンジローバーや
200ランクルみたいなクローラーモードぽく機能していて、かなり楽でした。

>をををおおを!TE青大先輩!
いえいえ、とんでもありません。
当時のエンジンはセルと同時にボンッと掛かりましたね。
排ガス規制が進むに連れて始動性、燃費共に悪くなっているように
思えます。

>トランスファをLに・・・
はい、了解です。
私も渋滞の高速で御世話になった技です!!
でもいきなり流れが良くなると、少しドキドキしながら?Hにシフトしたりして。
更にアイドルアップのノブを引いての定速走行・・・。
懐かしさの余り本棚を漁っていると“ジープ50系4車種徹底比較 冬本番”
なんて特集が掲載された4WD FREAKが出てきました。1987年2月号

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